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私が病院に着いたのは夜の9時
家から病院までは約1時間かかった…
"桜井朝子(サクライアサコ)"と書いてある病室にノックもせずはいった
病室内にはさっき電話をくれた加藤さんと見知らぬ男の人がいた
ちょっと気になったが今はお母さんの方が気になる
「ゆりちゃん、さっき医者が来たわ。」
「病気なんですか?」
加藤さんと話をしていたら医者が病室に入ってきた。
「こんばんは。ご家族の方ですか?」
「そうですけど…」
「それじゃ、今の状況を説明するので…部屋を移りましょう」
私は説明を聞くため、医者のあとをついていった。
「桜井朝子さん…お母さんは毎日お酒をのんでいましたか?」
そんなの知らない
ホストなんてはじめて聞いたし…
「わかりません。私はてっきり仕事が忙しくて帰ってこれないのかとおもったので」
「そうですか…今回倒れたのはお酒と睡眠不足が原因だと思います」
お酒と睡眠不足…
「じゃ、病気じゃないんですか?」
「病気ではありません。1週間もあれば退院できますよ」
1週間…
そのぐらいだったら学校休んでも大丈夫かも
「じゃ、1週間よろしくお願いします」
私は医者と話終わったあとお母さんが寝ている病室に戻った。
病室に戻るとさっきまでいた男の人はいなく、加藤さんがいた
「あ、ゆりちゃん。医者は…なんだって?」
「酒の飲みすぎと睡眠不足だそうです。」
「じゃ病気じゃないのね?」
「はい」
加藤さんは安心していた。
「それより、さっきいた男の人は…」
ずっと気になっていた。
いかにもホスト!みたいな顔をしてた。
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