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――――――…
審議が終わり、昼休憩に入った俺は何故か次郎と共に廊下を歩いていた。
―――――…
正人『着いてくんな。』
後ろをドカドカと着いてくる次郎に、冷たい言葉を投げ掛けるが、
次郎『まぁまぁ、一緒に飯食おうや。どうせこの後も一緒やん。』
そう言ってポンっと肩に手を置かれるが、俺はパシッとソレを払う。
正人『馴れ馴れしくすんな。
俺はお前と飯食いたくないし、あんまり関わりたくないねん!』
次郎といると、自分の心が乱されて、うまく自分をコントロール出来なくなる。
そう気付いて距離を置くが、次郎の性格上それでもくっついてくる。
非常に厄介だ。
次郎『嫌やな~正人!何怒ってるん?
あ、さっきの一言で決定したから?ごめんなぁ?
でもさ、ぜっったいイケると思うねん。お前の女装+ダンス。』
正人『うっさいな!俺が前に出るの苦手なんお前も知っとるやん!?
やのに前に出るだけやなくてお尻フリフリダンス?
180センチ台の女装した男がお尻フリフリダンスやで!?
こんなん晒しモンやし!
…もう俺殉死したい…。』
自分で言ってさらに落ち込み、その場で立ち尽くす俺。
次郎『ま~ま、お前ダンス覚えんの早いし、すぐに恥ずかしさも慣れるて。
リコちゃんに見られるわけちゃうから別にえーやんか♪皆で楽しも、せや!忘年会やねんから!』
『な♪』と、再びポンっと俺の肩を叩いた。
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