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その好きな人は、社員として働く、眞奈美より六歳年上の人だった。
その人は、眞奈美の事を凄く好きになったみたいで、猛アタックをし、眞奈美もその人を好きになり始めていった。
それから、少し経ち、付き合う事になった。
そのまた少し経ったある日、眞奈美の彼が異動する事になった。
その送別会に呼ばれ、その会で眞奈美は悲しそうにしていた。
和馬も同じ職場だったので、その彼とは仲が良く、よく会話をしていた。
和馬も悲しかった。
会の途中、和馬は表に抜け出し、隠れて涙を出して悲しんだ。
その彼が異動になってからの和馬は、少し元気が無かった。
だが、仕事仲間の人達が、「毎回毎回の事だから、悲しんでいたら、キリが無いよ」と言った。
その時は、賛同出来なかった。
だが、異動してしまった事だから、前向きに捉え、少しずつ元気を取り戻していった。
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