1章

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俺は本当に恵まれている。 力と頭脳を神は同時に与えてくれた。 俺はこの快晴の空を見上げて改めてそう思った。 今頃体育館では入学式の真っ最中だろうが関係ない。 出ようが出まいが大した影響が無いことくらいわかっているからだ。 時間にして、あと1時間か。それまでに教室に行けば問題ない。 俺は決まった時間にはしっかり教室に向かい、何の問題もなく登校した事になった。 無駄な事は嫌い、しかしまともな事すらできない負け組にはなりたくない。 この事を中心に考えて生きてきた。
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