1章

3/7
前へ
/40ページ
次へ
学校が始まれば、授業には出る。 が、授業は受けない。 授業など勉強がわからない奴が受ける物。俺は賢い。正直勉強など一生懸命にしたことがない。 が、現に県でも有数の進学校に通えている。 ノートも取らない。 でもノート提出はちゃんとする。 もちろん誰かに書かせる。 ここでは俺の力が活きる。 たった1ヶ月で俺は、全教科のノートをとらせる人物を作った。 この力を使ってな。 とか言ってるが実際に殴ってるわけじゃない。力をちらつかせるだけで十分なんだ。 学校なんて所詮そんな所。学校が終わってからは、街に繰り出し遊び、特技であるボクシングのジムに通っている。 そんな生活は充実していた。 今を生きるのが楽しかった。 高校など、卒業さえ出来ればいい。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加