1章

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女の子は小走りで帰っていく。 『鈴宮!!どこ行くんだよ!!』 『まぁまぁ。男のけんかに女の子がいたら良くないでしょ?……早くかかって来いよ』 俺の挑発に3人は面白いようにつっかかってきた。 しかし、ボクシングをやってる俺に素人が勝てるはずがない。 パンチは遅い。ガードは甘い。隙だらけ。敵じゃない。 俺はカウンターで腹を狙った。面白いように決まる。 ものの30秒くらいだったろうか。腹にそれぞれ1発ずつ、完璧に決めてやった。 意識はないみたいだが、まぁ問題ない。吐き気がするくらいだろう。 俺は女の子の待つコンビニに向かった。
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