よる

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夜の冷えきった空気 家々の明かりも消え 街がねむりにつく 静まり返る街 そこを走る車 信号につかまることなく 法定速度を少し無視して 走る 車のオーディオも消し エンジン音に耳を傾け 走る タバコの火や煙が 私を包む エアコンのところに 灰皿はまだつけていない カーナビの液晶フィルムも 夜の街を 走る 自分だけしかいない そんな世界に感じる 今は都会 走れば必ず車や 信号につかまる 飛ばせない そこが都会の欠点 でも、安全だ 久しぶりに 夜の街を走りたい 日にち変わったくらいの 語り合ったあとの夜を
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