プロローグ

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その訪問者は、街の偉い人っぽかった。訪問者は何年ぶりだろう。 その訪問者は、少々真剣気味、大半が一か八か、そんな表情で言ってきた。 「ここの所、街に不良の輩が沸きましてな。その不良をどうにかしてもらいたく、ここに訪れ させていただきました」 意味が分からない。これが正直な感想だった。 ここは街のはずれの洋館だ。それに私はそんな事が出来る力も勇気もない。
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