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“写し蜃気楼”の能力は、
相手に私がいると錯覚させる事と、
蜃気楼状態の私を殺した能力を一時的に奪う事。
先ほど使った“風の剣”も
あの“風力操作”の攻撃を受けた事で使えるようになりました。
もう、
使えませんが…。
そして、
“写し蜃気楼”の一番面白い所が一時的に奪った能力を一時的に“意識変換”(パラメータエクス)に置く事ができるという点。
先ほども説明しましたが、
“意識変換”…
というのは能力者が無意識に使う能力の事。
前者の他にも、
能力者が自身の能力の弱点や、
長けているところを無意識に理解している事も指します。
そして、
今私は十六夜の“威力相殺”によって創られた火炎弾に“写し蜃気楼”を殺させました…。
つまり、
今の私は“威力相殺の意識変換”を脳にぶち込まれてる状態…。
もっと簡略化するなら、
“威力相殺”の短所も長所も使い方も弱点も全てが知識として私の頭に入っている状態。
“威力相殺”……。
この能力…。
ほとんど弱点がありません。
無敵に近い能力ですね。
さぁ…
ここからは私が追う側ですね。
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