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煙が徐々に消えていき、
そこに見えたのは……
「ビショップの安倍晴明ですか…。」
校内ランキング第三位…。
安倍晴明は十六夜を守るようにして立っていた。
そして、
安倍晴明には傷が1つも見られなかった。
「ここまでにしときまへんか?これ以上ヤりおうても無駄に被害が大きくなるだけですえ?」
10秒程安倍晴明とにらみ合って私は能力を解く事を決めた。
私は“火炎操作”の炎剣を解除して十六夜達に背を向ける様に振り返った。
「“一回戦”の布陣や戦略化はあなた方に任せます。」
まぁ…
めんどくさいからやらないだけですけどね。
“一回戦”は棒倒しだったはずです…。
なら、
私や十六夜が出張る番はこなさそうですかね…。
“一回戦”まであと24時間…1日分あります。
今日は無理に能力も使いましたし、体を休めることにしますか。
しかし、
安倍晴明……。
あの炎剣は単純な威力だけだと核爆弾より強力だったはずです…。
確か……
炎剣が直撃する際に軌道が強制的に修正された。
いや…、
修正ではなくて誤正させられた……のですか。
ふふっ…
安倍晴明…。
名前は覚えました…。
私は体育館から出た。
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