「もう13年も前になんのか…。」

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「はぁ疲れた。これじゃヤクザに金とられてんのと一緒じゃねぇか… 皿洗いもさせられるしよぉ…」 比念はお金が足りなかったので、あれから3時間皿洗いをさせられた後、帰っている途中だった。 「あっ、そーいや…」 家までの道を歩いている途中、さっき少年から渡されたトランプのURLのことを思い出した。 比念はケータイを取り出しURLを入力し、ネットに繋いでみた。 「何だこりゃ。」 『ハイスペックス』 まずホームページのトップに大きくそう書いてあった。 下に進んでいくと 「何なに… ハイスペックスとは…!! 金、食料、相応の価値のある物をいただければ 何でも手伝うお手伝い集団! 戦闘、盗み、摘発、夜逃げetc...すべてお手伝いいたします! って何だよこれ!!」 下に進むと 「あたしぃハイスペックスさんに依頼してぇ、しつこかった元カレ倒してもらっちゃってぇ、すっごい助かりましたぁ。感謝感激ー☆」 「自分は夜逃げを手伝ってもらったんですが、すごかった。慎重かつスピーディー。迅速な夜逃げでした。また依頼したいです」 「わたくしは政治家をしており、選挙前にライバル出馬者の経費使い込みを摘発していただきました。ハイスペックスさんにはとても感謝しております。」 等の依頼者の声的コーナーが設けられていた。 「う、うさんくせー!!! 何なんだよ!ますます謎が深まるだけじゃねーかぁ!!!!」 比念は激昂しながらもホームページの一番下にたどりついた。 「ん? ハイスペックス代表 外川ヨシキ……?」
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