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｢待って、翔悟っ！｣
『ん、どーした？』
疑問に振り向いた翔悟は
顔を殴られ挙げ句、突き指をしたのに関わらず
いつもの様に曇り無い
笑顔を莉亜に向けた。
｢ケガ、大丈夫？｣
『大丈夫。こんなのケガのうちに入らないって、保健室行くけど一緒に行く？』
｢うん。｣
心配して俺を追って来てくれたのに、大丈夫だから戻ってなんか
言えるわけない
そもそも言う気もそんな事を思もっても俺にはない
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