雨のち雨

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触れた途端に莉亜は 体をビクッと震わせた。 『触ったことなかっただろ』 少し困った顔をする翔悟。 強引なやり方だ しかし気になっていたのも事実。 他にも伝え方はあっただろうが翔悟の性格上しかたないこと 「離してっ!!」 莉亜は手首を掴んでいた翔悟の手を振り払い バンっ!という 扉が悲鳴を上げると共に走っていってしまった。 1人取り残こされた翔悟。 自業自得と言って しまえばそれまでだ。 『俺って、最悪だな』 そんな声は、ポツンと 薬くさい部屋に消えていった。
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