英雄の条件

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「おし、これで終わりだ」 「さすがクレトさん!」 「本来はミーア様の役目ですけどね」 広大な庭を横たわる巨大な魚の魔物。 クレトの背負う大剣によって綺麗に斬られていた。 半分に。 「まあ、これで組合に出された依頼は」 「危ないよ」 「え?」 「ここはミーアお姉ちゃんに」 「手出し無用! ミーア姉……ミーア様は見ていてください」 自分の体ほどの剣を掴み、そのまま振り下ろす。 真っ二つになっても斬り、バラバラにする。 跡形もなくなった所で剣を地面に突き刺す。 「燃やしちゃダメ」
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