1人が本棚に入れています
本棚に追加
「おし、これで終わりだ」
「さすがクレトさん!」
「本来はミーア様の役目ですけどね」
広大な庭を横たわる巨大な魚の魔物。
クレトの背負う大剣によって綺麗に斬られていた。
半分に。
「まあ、これで組合に出された依頼は」
「危ないよ」
「え?」
「ここはミーアお姉ちゃんに」
「手出し無用! ミーア姉……ミーア様は見ていてください」
自分の体ほどの剣を掴み、そのまま振り下ろす。
真っ二つになっても斬り、バラバラにする。
跡形もなくなった所で剣を地面に突き刺す。
「燃やしちゃダメ」
最初のコメントを投稿しよう!