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依存
紗季と何度も遊んでるうちに
仕事帰り紗季の家に遊びに行くようになった。
紗季は私に鍵を渡していて普通に出入りしてた。
コンビニでお弁当を買って紗季家に行った。
紗季の家に入ったら
紗季は倒れていた。
手首から血を流しながら。
しかし血は既に止まって
睡眠薬を飲んだまま寝ていたようだった。
紗季に毛布をかけ、私はコンビニ弁当を食べ続けた。
紗季が目をさめると
紗季は『リストカット』って知ってる?
って言った。
私もその頃は毎日リストカットをしていたから
『知ってるよ』
って手首を差し出した。
紗季は私の傷を見て泣いた。
どうして止めれないんだろうって泣いて叫んだ。
私は『生きていくのに必要な行為だから…無理して止めようとは思わない』
って答えた。
紗季は私の顔を見ながら
『りんは強いんだね』
って言った。
次の日紗季はホストクラブに連れて行ってくれた。
紗季はホスト依存症。
ホスクラで遊ぶ紗季は大人な顔だった。
惜しみなく金を使い
いつもの紗季ぢゃなかった。
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