EP1 大胆宣言!?

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「………」 「百合ちゃん!百合ちゃんってば~!」 明るい金髪。 整った甘いマスク 鼻にかかる甘い声。 「なんの用?…藤堂一。」 彼女が大嫌いな男。 魔性の遊び人。藤堂一。 だらしないくせに何でもそつなくこなすこの男が、彼女は大嫌いだった。 女にもだらしなく いつも周りに女をはべらせているこの男が。 「お。やっとこっち向いたね?ダメじゃん。一生懸命百合ちゃんに告白した男の子を、あんな冷たい言葉であしらっちゃ!」 「めっ!」と付け加える。 彼女は何故、女のコ達がこんな男に夢中なのか、わからなかった。 「あんたに関係ないでしょ。近寄らないで。」 と一瞥する。だが 「それよりさ~!百合ちゃん今度いつ暇?遊ぼうよ~♪」 と気にもとめない。 「…………」 彼女は無視して教室に戻る。 だが、また彼もついてくる。 「ついてこないで。」 と一瞥しても 「やだな~!俺も同じクラスでしょ?百合ちゃんって、意外と自意識過剰?」 とニヤニヤ話しかけてくる。 ―――ガラ 「!あ~!一!探したんだよ~?どこ行って…て!なんで春風さんと一緒!?」 きゃ―――!と クラスの女子が騒ぐ。 …うるさいな…
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