EP1 大胆宣言!?

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きゃ―――!と クラスに叫び声が響く。 「ちゅ…」 と触れあってた唇が、離れるリップの音と、唇に感じる感触が今私が何をされたのかを教えてくれた。 …………キス…? 私が…藤堂…一に…? 小刻みに私の体が震えた。 パシッ! 気付いたら、私は 藤堂一を叩いていた。 「…こんな、屈辱…初めてだわ。」 私の震える唇が 無意識に呟いていた。 「――った~!何も叩かなくてもいいのに。キスぐらいでさ。」 悪びれもせず、 叩かれた頬をさすって言った。 「…………」 「…なに?もしかしてファーストキスだったの?」 「…………」 「図星ぃ?ま、でも大丈夫だよ。」 スタスタと私に近寄ってきて 「あとで、俺でよかった。って思うようになるから。」 そう耳元で呟いた。 「最近俺、百合ちゃんにちょっかい出してたでしょ~?実はそれね。百合ちゃんでこの学園の女子、全員落とし終わるからなんだよねぇ。」 「…………」 「つまりさ、百合ちゃんを落とす為に近づいてたの。でも、そっかぁ。俺には惚れないかぁ。」 「でも俺、惚れないって言われて、惚れさせなかったことないんだよね。」 「…何が言いたいの。」 「俺も宣言しようかと思って。」 そう言って、私に 顔を近づけてこう言った。 「絶対に百合ちゃんを俺に惚れさせる。」
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