仲間4(海)

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「大丈夫か?」 「ああ、まあ、なんなんだろ。」 「なんか見ちまったんだな、正也。」 「ああ、なんとなく想像がつくような、つかないような。」  まあ、確かに。  部屋に戻ると正也は食事の並んだ座敷テーブルのまえに座っていた。 「あ、遅かったな。なにしてたんだよ。」  ケロッとしてる。  お前が勝手に走ってったんだろ。 「あー、あのな、秋が誤解だってさ。なんか、よくわからんが。俺も抱きつかれたー、みなたいな。」    悠馬が恐る恐る伝言を伝える。  正也は悠馬を睨む。 「いいんだ。秋がそういうなら、そうなんだろ。俺には関係ない。」 「あ、ああ、いいなら、いいけど。」  そこからは別の話題に変えて、あれこれいいながら飯を食う。  正也の様子も戻ったみたいだ。店屋もんだが、結構うまかった。
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