仲間4(海)

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 布団を敷いて寝転がる。俺、正也、悠馬で川の字。電気を消す。俺は疲れてたのもあって寝かかっていた。 「うわ、無理。あのエロ親父。」  いきなり正也が叫ぶ。 「うわ、どうした。」  俺は起き上がって正也を見る。頭を掻き毟ってる・・・こいつ。 「エロ親父って、まさか。秋の相手って。」  悠馬がつぶやく。 「言うな。言うなよ、悠馬。」 「マジで?そりゃ。ショックだな。」  悠馬がつぶやく。 「お前らうるせーよ。」  俺が口をはさむ。 「うっせえとかいうなよー。見ちまったんだよ。中年親父と秋がー。うぇぇ。」 「はあ?何の話だよ。」  俺は眠いんだよ。 「お前は見てないからそんなこといえるんだよ!」 「まあ、落ち着けって、秋も言ってたけど、特別なんだよ。ほら、だってそういう相手なわけで、そういう相手って、そういう意味じゃなくて、ええっと。頼るっていうか、拠り所だろ。」  悠馬が正也をなだめるようだ。悠馬は心が広いな。俺はキレそうだ。 「まあ、いいじゃねえか。それはそれで。」  正直どうでもよくなってきた。眠い。 「他人事だと思って。」  正也が不機嫌そうに言う。 「うっせよ、寝ろ、寝て忘れろ。」 「はは、さすが、海。寝ようぜ、正也。今日は疲れたし。」  正也はそれから、静かになったが、眠れたかどうかは不明だ。  次の朝も用意された朝食を部屋で食べる。 「俺いつ帰れるんだ?」  とりあえず、訊いてみる。 「んー、どうなんだ?」  正也は悠馬を見る。 「ああ、もういいと思うけど、訊いてみるよ。」 「だってさ。」  正也は、ぼーっとしてる。やっぱり寝れなかったのか。  悠馬は今日のことを聞いてくると言って部屋をでる。  食べ終わって片づけると、正也は座敷テーブルをどけてごろんと仰向けに寝転がる。  俺はその横に座ってテレビを見る。
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