◆妖怪

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■どうもこうも 一つの胴体に二つの首を持つ人のような姿をした妖怪。 昔「どうも」と「こうも」という2人の医者がおり、ともに自分こそ日本一の名医と自慢していた。事実、2人とも神業といえる技術の持ち主で、どんな難しい手術もこなしていた。 あるとき、2人はどちらが日本一か勝負することになった。まず2人が腕を切り落とし、それを繋いでみせた。切った跡はまったく残らず、勝負はつかなかった。続いて互いの首を切って繋ぐことになった。あまりの大事に多くの見物人が集まる中、2人は代わりばんこに互いの首を切り落とし、元通りに繋ぎ合わせた。やはり一向に勝負はつかない。 遂に2人は、代わりばんこではなく同時に首を切り、同時に繋ぐという勝負に出た。合図と共に互いの首を切り落とした。しかし2人同時に首を失ったので、繋ぐ者は誰もおらず、どうもこうもできない内に2人とも死んでしまったという。 ―――――Wikipediaより
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