大人の女性になります

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暗闇に目が慣れ表情も伺えるようになり、言葉が詰まる。 目の前にいたリンはにっこりと笑顔、しかし目は殺る気満々の光がおびていた。背中からはドドドと黒いオーラ。…一言で言い表そう。めっちゃこわひです。 「ふ…ふふふ………。アカネに何をさせようとしてたの?」 アカネのヤロー!リンなんかに大人のレッスンを受けに行ってやがったのか!鬼鮫コーチにでも教えにいってもらってればよかったものを…!(輝クンの件はあくまで普通に相談してああなったと信じている 「何…?アカネを自分好みに仕立て上げて鼻の下を伸ばそうとしてたの?冗談は顔だけにしておきなさい…」 図星です。あなた、転職したらどうですか? とにかく!今の状況はやばい!まだ超特殊能力を会得していないのにエンドを迎えてたまるかよ!女性を口説き落とす為に鍛え上げたCCRの話術をなめんな! が…しかし…眠りから目覚めた頭にはまだ血が巡り回っておらず… 「い、いや!アカネの頭に獣耳が生えてたら最高なのにって思っていただけなんだ!」 「死ね変態」 暗い公園から情けない悲鳴とそれをかき消すようなモデルガンの銃音が聞こえたのが後の出来事である。
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