D始まりV

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D始まりV

何日かたった晩の事だった。 寒いので二人で布団に包まって寝た。 -夜中急な息苦しさで目を覚ます 薫くんが私の首を絞めている。 -え、何?理解出来ない… すぐに手は解かれた。 薫くんが喋る。 『ケイスケって誰?』 私の携帯を片手に問い掛けてくる。 ケイスケはただのバンド仲間の一人だ。 『友達だよ?薫くんも知ってるでしょ?髪の毛黒くて…』 聞く耳を持たず 『なんで男とこんなにメールしてるの?』 『友達とメールしちゃダメなの?』 その瞬間薫くんのビンタが跳んで来た。 何発か殴られた。 私は泣き出してしまった。 薫くんはただ機嫌悪そうにタバコを吸っている。 なんでこんなに殴られたのか理由もわからないまま朝を迎えた。
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