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大きな自殺未遂
私は、薫くんがいない隙を見て実家に帰省した。
そして実家からメールした。
大丈夫、実家なら一度しか来た事ないし、大丈夫だ。
深呼吸する。
『もう疲れたの。別れよう』
-送信-
すぐさま着信の嵐
電源を落とした。
-終わった…
そう思いたかったので電源を落として数時間過ごした。
電源を入れた瞬間
不在着信93件
未読メール46件
とりあえず1番始めの未読メールを開いた。
『ついたよ』
-え??
薫くんは2時間以上かかる、都市部を離れた実家まで来たのだ。
『最後でいいから話しがしたい』
この、最後でいいからに何度騙されただろう…
でも実家まで来てるんだ。最後って自分でも信じたい。
『わかった。話そ』
そう返信して、待ち合わせして実家近くの夕暮れの海に来た。
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