船の上で

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ファロオは長い廊下を歩き、甲板にでた。 瞬間、目の前にいた青い長髪の少年と目が合う。 「…………………」 「……………おっす」 ファロオは無言の気まずさにたえられず、軽く挨拶した。 「どうも」 「お、お前もトリックスターを?」 「まあ」 「あ、そう………」 「あなたも?」 「まあな。俺はファロオだ。お前は?」 「ランド」 なんだか無愛想なやつだな、と首を傾げた後、ファロオはランドと別れた。
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