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兎、狸、猫が大きな木の下にたどり着いた。
「……何…賑やかになりましたね」
いきなり三匹に声かけたのは犬の耳、犬の尻尾が生えている青年だった。
どうやら犬はその木に寄りかかりながらゲームをしたり、時折木の上を眺めるのだ。
「犬さんはあの子の知り合いぴょん?」
木の上に指を指す。
「犬さん、なぜあの子はあんなとこにいんの?ぽんっ」
狸もまた木の上に指を指す。
「………美味しそうだにゃー…」
.....
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