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「チョコなんて買ってないんだけど…どうしたらいい?」
素直に聞いてみたんだけど、草間ちゃんはまだムッとしている。
「ごめん…俺、雅史のこと全然考えてなくて…」
なんだよ…。
謝ってんのに無視かよ…。
確かに俺だって悪いけどお前だって"チョコ欲しい"の一言でも言えば良かったじゃないか。
「ならチョコの代わりに秀ちゃん頂戴ね」
ようやく草間ちゃんが口開いたかと思えばまた不明な言葉。
「お…俺?」
「うんっ!!今日は秀ちゃんが上に乗って動いてもらうから。」
まだ訳わからない俺に草間ちゃんは押し倒してきて………。
「えっ!?こういうこと!!?」
「ひゃひゃ、あったりー」
特徴的な笑い声と共に口付けられて、結局最後までやられたわけでありまして。
しかも俺が気失うまでいい気になってたバカな恋人。
次の日、腰が痛くて動けなかったのは言うまでもない………。
end
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