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「西園寺先輩、大丈夫ですか?」
光達が西園寺に歩み寄り、昴が話しかけた。
「む?光と昴か。
よいところに着てくれた。」
西園寺が安心した顔をしたあと直ぐに、困ったような、そして恥ずかしそうな顔になって昴に聞いた。
「こ、これはどうすれば弁当がでてくるのだ?」
西園寺莉子は
容姿端麗、才色兼備、文武両道、大和撫子と言った言葉がよく似合う。
家柄もよい、いわゆる「お嬢様」である。
それ故に常識知らずなところもある。
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