お面屋再び

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「ん…」 リンクはようやく目を覚ました 「ここは何処だ?」 周りはさっきと変わらない森 だが何かが違う 不思議な感じがしてはいたが、先程とは比べ物にならない 「エポナ、大丈夫か?」 エポナにも不思議さがわかるのだろうか、少し怯えて見えた ――ガサッ 「!」 風ではない物音がした 「何かいる!…あっちか!」 エポナに跨がり音の方へ駆けていく しばらく走ると、森の終わりに差し掛かった 「な、なんだ、ここ?」 目の前に現れたのは広大な町 ハイラルの文化と似ている様で違う 「ほっほっほ、やはり来ましたね」 「お前は!なんでここにいる!」 姿を見せたのはあのお面屋 その手にはムジュラの仮面 「なんでとは酷いですね。私は自分の町に帰ってきただけです」 「タルミナの時から気にはなっていた。お前は一体何者だ?なぜ俺が時を越えて戦ったこと知っていた!」 「…わかりました。そろそろわけをお話しましょう。私も再びあなたの力をお借りしたいですからね」 お面屋はムジュラの仮面を眺めながらニヤついた 「…また、探し物でもしろって言うのか」 「お察しがいいですねぇ。まぁそんなところです」 「何を企んでいる!」 「人聞きが悪いですねぇ。まぁ決して悪いことではありません。きっとあなたのためにもなる。信じなさい、信じなさい」 「…まぁいい。それよりさっさと話してもらおうか」 「ほっほっほ。まぁお待ちなさい。その前に私の家にいきましょう。そこでお話しますよ。もう一つのハイラル、そしてこの町、セレスティアルについてね」 「…胡散臭いのは相変わらずだな」 「ほっほっほ。信じなさい、信じなさい」 リンクはお面屋の案内のまま、町へと足を踏み入れる。 そこで衝撃の事実を知ることになるとは思いもせずに…
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