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お面屋に導かれるまま町を歩くリンク
「本当にハイラルの町そっくりだ」
「当然ですよ。先程も申した通り、ここはもう一つのハイラルですから」
「しかし雰囲気というか、何かが明らかに違う。凄く違和感を感じる」
「着きましたよ。さぁ、お入りください」
家の中に入り、リンクは近くのイスに腰掛けた
「それではお話の続きをしましょうか。だいぶ長い話になりますが、よろしいですか?」
「構わない。さっさと教えてくれ」
「では、まずこの世界についてお話しましょう。・・・あ、そうそう、大事なことを忘れていました」
「なんだよ?」
「あなたにお会いさせなければならない方がいました、彼女がいた方が、何かと都合がいいでしょうし」
お面屋は奥の部屋に入っていった
「まぁまぁ、怒らないでください。悪気があって閉じ込めたわけじゃありませんから」
お面屋が部屋から出てくると、その手には空の瓶。
そして、隣には一匹の妖精が飛んでいた。
「ナビィ?」
「リ・・・リンク!!」
「ナビィ!・・・良かった、ようやく会えた。ずっと探してたんだぞ!勝手にいなくなったりして!」
「リンク、ごめん」
「でもなんでお前がナビィを?」
「ほっほっほ、たまたま帰ってくる時に見つけましてね、時の勇者のパートナーなら必ず役に立つかと。おかげであなたとこうしてお会いできましたしね」
「だからって瓶に監禁ってどういうつもりよ!」
「ですから悪気があって閉じ込めたわけじゃありませんってば」
「ナビィ、俺はここでまた一仕事しなきゃならなくなった。
前みたいに、ナビィのサポートが必要なんだ。
一緒に来てくれるか?」
「なに言ってんのよ!当たり前でしょ、リンクは私がいないとダメなんだから!」
「ナビィ・・・」
「では、役者が揃ったところで話の続きをいたしましょうか」
そしてお面屋は淡々と話を始めた
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