近づく足音

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それにしても一体僕は何をしていたのだろうか? 「なあ、今日僕はきちんと仕事をしていたのか?」 「おう。いつも通りやってたと思うけどな。それより本当にお前変だぞ?」 「そうか…大丈夫きっと寝不足でぼーっとしていたのかもしれない家に帰って寝る事にするよ」 「そうした方がいいなじゃあな」 「おう」 帰って行く益野の後ろ姿を眺めながら自分をどうにか落ち着かせる。 僕も帰ろう。 いつの間にか散らかっていたデスクの上を片付けて自宅へと向かった。
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