そして僕は落ちていく

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「あっ……た…」 自宅の玄関を開けてまず目に入ったもの、 それはあのぬいぐるみだった。 僕を出迎える様に玄関マットの上を鎮座している。 「よかった」 驚くよりも安心という気持ちが込み上げてくる。 本当に不思議だ。 鞄の中からいなくなったり 家で僕を出迎えてくれたり。 でも怖いという気持ちはなぜたか起こらない。 僕はそれを抱き上げ部屋へ入り ソファーへと座らせ少し早い夕飯を作る事にする。 まあ、作るといってもカップ麺なのだが。
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