第一章 〃 紅夜叉 〃

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はぁ~ めんどくせぇなぁ バクト「なぁんで俺がこんな面倒な事しなきゃならねぇんだよ」 カンナの奴 面倒な事は全部俺に押し付けやがってからに バクト「はぁ~ さっさと終わらすか」 確かこの間の奴等は広場でキャンプをしていたな 今回の奴もその近くにいるようだし 行ってみるか バクト「いた」 広場に到着すると既にその人間がいた 紅く長い髪をポニーテールにし 白いコートを着た美しい女がこの間殺した奴等に近づき その顔を怒りに染めていた バクト「おいおい女かよ」 俺ぁ女殺る趣味はねぇんだがなぁ エリシア「クソッ! 一体誰がこんな酷い事を!?」 成る程ねぇ あのコートの肩にある紋様は確かギルド〃神の剣〃の それに其処らで死んでる奴等の服にも同じ紋様が …となると バクト「やぁっぱりお仲間さんだったか」 エリシア「ッ!?誰だ!?」 俺が声を掛けると物凄い勢いで振り返ってきた ??「俺か? 俺は只のしがないオッサンだ」  
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