11人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
「智喜ー?アンタそろそろ出ないと遅刻じゃないの?」
ふと時計を見ると、7時15分。確かにもう出ないといけない時間だった。
「あぁ。んじゃ、行ってくるよ」
「兄ちゃんまた後でね」
「おう」
家から出ると、空は雲一つない青空。
智喜が行く私立佐山高等学校は、男女共学で家から電車を使って約1時間。
そんなに遠くはない距離だ。
◎
学校に到着。クラスを確認して自分のクラスへ。
さすがに何人かはもう席に座っていた。
自分の席を確認し、席を見ると、
そこにはにはどこの誰かもわからない女子が座っていた。
最初のコメントを投稿しよう!