見えない想い

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「コーヒーどうぞ」 「ありがとう」 彼にコーヒーを渡し、何となく話を切り出せなくて、もう一度キッチンへ向かう。 「ねぇ…龍也さん…話を聞いてくれる?」 キッチンを片付けながら言うと 「うん…美波さん、どうしたの?」 「…あのね、えっと…。「あ、危ない!」…キャッ」 -バフッ 彼の隣に行こうとしたら、躓いて転んでしまったらしい。 「…っ!?」 唇に柔らかな感覚が… 目を見開くと、龍也さんとキスしてた。 龍也さんも驚いた顔。 段々と頬が赤く染まっていくのを見てると、私も顔が熱くなってきた。 「…っ、ごめんなさい!!」 慌てて離れようとすると、引き寄せられた。 「キャッ…龍也さ…んっ、ふっ…っ」 息が荒くなる…優しく少し強引なキス…。 たまらず服を掴むと 「ごめん…」 そう言って放してくれた。
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