赤い糸

好きという気持ち

「今日はみんなに新入社員を紹介しよう。」

社長から新入社員の紹介。

「自己紹介をお願いしようかな？」

「はい。…今日から、皆さんと一緒に働くことになりました、柳鷹夜(ﾔﾅｷﾞﾀｶﾔ)と申します。至らない点も多いと思いますが、宜しくお願いします。」

柳…鷹夜…。
もしかして…鷹ちゃん？
社長を見ると、ニコッと笑った。

「と言うことで、鷹夜くんは今日からみんなと一緒に頑張って貰う。…指導は、美波くんにお願いしようと思っているけど…引き受けてくれるかな？」

「…美波ちゃん？」
私を見て、鷹夜くんがびっくりした顔をした。

「やっぱり鷹ちゃん？」

「えっ!?本当に美波ちゃんなの？」

「うん!!(笑)」

―ｺﾎﾝｯ
「それで、美波くん？」

「あ、はい。私で良ければ…。」

「では決まりだね(笑)これから鷹夜くんは美波くんに仕事内容を聞くようにね。」

「はい、宜しくお願いします。」

「ふふ…こちらこそ宜しくお願いします。」

「では、解散。」
社長の言葉でみんな仕事に戻っていった。