好きという気持ち

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今日やるべき仕事がなかなか終わらず、残業することにした。 「美波ちゃん帰るまで待つ!!」 と言って帰ろうとしない鷹ちゃんに無理やり帰ってもらい、急いで仕事をこなす。 -ガチャッ 「おや?美波ちゃんまだいたのかい?」 「あ、社長…。もう少しで終わりますよ(笑)」 「そうか…。鷹夜君はどうかな?」 「覚えも速いし、仕事も頑張っているので、大丈夫ですよ(笑)」 「…あの子は美波ちゃんに対して相変わらずだね(笑)」 「そうですね(笑)もう少し大人になってると思ったんですけどね(笑)」 「昔から美波ちゃんが大好きだったからね…。」 「あんなに懐いてくれたのは、年が近かったからかもしれませんね(笑)」 キーボードを打つ手を止めて、笑いながら社長に目を向けると、温かな眼差しにぶつかった。
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