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彼の言葉は本当だった。
再会したあの日から1ヶ月後のことだった。
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「美波ちゃん…。」
社長に呼ばれて振り返ると笑顔で手招きされた。
首を傾げて近寄ると
「今夜時間あるかな?」
とニコニコ…。
「…大丈夫ですけど、どうしたんですか?」
と聞くと、片目を瞑りながら口元に人差し指を持ってきて
「後からのお楽しみ。」
と言ってきた。
その仕草が可愛くて思わず笑ってしまった。
「(笑)。分かりました。では楽しみにしています。」
そう言うと満足したように去っていった。
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