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久しぶりの社長との時間…。
何だか懐かしいなと思いながら、話をしていた。
「…すみません。時間がかかってしまって…。」
後ろから聞こえる男性の声に私の胸が高鳴った。
忘れることなど出来ないほど、愛しい声…。椹木さんだと気づいた。
ゆっくり振り返ると、彼は私を見て少し驚いた顔。
そのあと社長に目を向けて、また私を見た。
「お久しぶりです。美波さん。」
優しい笑顔にドキッとする。
「お久しぶりです…。社長と待ち合わせを?」
と聞くと、ゆっくり頷いた。
私が社長を見ると、ニコニコして頷いていた。
何を考えているのだろうか…。
「さぁ、椹木くんも来たことだし、食事にしよう!!」
と言って食事を持ってくるようウェイターに伝える。
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