再会

9/10

34人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
食事も終わり、帰ることになった。 名残惜しいけど、また逢えることを願い別れる。 「楽しかったです。また逢いましょうね。」 ニコニコと笑ってそう言うと 「はい(笑)。美波さんは笑い上戸みたいですね。また一つ知ることが出来ました。」 と優しく笑った。その言葉にドキッとする…。 ねぇ…椹木さん。その言葉は…少しでも私に好意を持っていると思っていいのですか? 少しでも期待してもいいのですか…? 「あはっ。よく言われます(笑)。では、また…。社長、お先に失礼します。」 2人にお辞儀をして帰ろうとすると、社長に呼び止められた。 「椹木くん。悪いが美波ちゃんを送っていただけないかな?」 いきなりの社長の言葉に私は慌てる。 「社長。私は大丈夫「分かりました。お送りします。」…えっ!?」 言葉を遮られ、ビックリして彼を見る。 「じゃあ、よろしく頼むよ。美波ちゃん、明日は仕事も休みだ。ゆっくり休むんだよ。」 と笑って帰って行った。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加