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食事も終わり、帰ることになった。
名残惜しいけど、また逢えることを願い別れる。
「楽しかったです。また逢いましょうね。」
ニコニコと笑ってそう言うと
「はい(笑)。美波さんは笑い上戸みたいですね。また一つ知ることが出来ました。」
と優しく笑った。その言葉にドキッとする…。
ねぇ…椹木さん。その言葉は…少しでも私に好意を持っていると思っていいのですか?
少しでも期待してもいいのですか…?
「あはっ。よく言われます(笑)。では、また…。社長、お先に失礼します。」
2人にお辞儀をして帰ろうとすると、社長に呼び止められた。
「椹木くん。悪いが美波ちゃんを送っていただけないかな?」
いきなりの社長の言葉に私は慌てる。
「社長。私は大丈夫「分かりました。お送りします。」…えっ!?」
言葉を遮られ、ビックリして彼を見る。
「じゃあ、よろしく頼むよ。美波ちゃん、明日は仕事も休みだ。ゆっくり休むんだよ。」
と笑って帰って行った。
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