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一時間ほどして私たちは車に戻った。
酔いも覚めてきて、少し眠気が襲う。
「では、ご自宅までお送りします。」
「お願いします…」
そう言うとゆっくり車が動き出した。
「…さん、美波さん…。起きて下さい。ご自宅は何処ですか?」
いつの間にか眠っていたらしく、優しく起こされた。
気が付くと、自宅の近くの公園に車を停めていた。
「…すみません。…もう少し先の2つ目の街灯を右に行ってすぐです。」
「分かりました(笑)。」
ゆっくり車が家に近づく。
今日はすごく楽しかった…幸せだった。
でも…この幸せが怖かった。
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