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食事を終えると、当たり前のように社長がお会計してくれた。
「あ、社長…ありがとうございます。いつもご馳走になってすみません。」
とお辞儀すると、笑って頭を撫でてくれた。
「気にしなくていいよ。美波ちゃんが結婚したら、なかなか逢えなくなるだろうからね(笑)。今のうちに美波ちゃんを独占しておきたいのさ(笑)。」
と言ってあははっと笑った。
「私まだ結婚の予定も相手も居ませんよ(笑)」
そう言って笑うと
「おやっ?好きな人は居ないのかい?」
と言われた。
…。言葉が見つからない。
「美波ちゃん…。何か心配でもあるのかい?」
優しく問いかけてくれた。
私は不安を正直に話すことにした。
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