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ゴホッ、ゴホッ…ゲホッ…
喉が痛い…。だるさもある…。
朝起きると、頭がボーっとしていた。
「会社行かなきゃ!!」
ダルい体にムチ打って、準備して家を出た。
やっとの事で会社に着いた。
働こうとしない頭を使って、なんとか仕事をこなしていく。
「美波?顔色悪いよ!!」
隣の席の怜奈が声をかけてきた。年も近いせいか、私と怜奈は割と仲が良かった。
「…大丈夫…ゲホッ、ゴホッ…ハァ。」
そう言って笑った。
「ちょっと待ってて…」
怜奈が少し慌てて席を立つ。
しばらくして
「結城くん、大丈夫かい?具合悪いみたいだが…。」
社長の声がして振り返ると、社長と怜奈が心配そうに見ていた。
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