気持ち

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「…ん。…っ!?」 目が覚めると目の前に彼の寝顔があった。 時間は夕方6時。 ゆっくり起き上がって、水を飲みに台所へ向かおうとすると、引っ張られてベッドへ戻された。 「どこに行くんですか?」 いつもよりちょっと低めの声。 「水を飲みに…。」 と言うと、待っててと言って彼が出て行った。 ********** 「はい、どうぞ。」 そう言って差し出された水を飲む。 「ありがとうございます。」 と言うと笑って首を降ってくれた。 「私は一旦家に帰ります。着替えてからまた伺います。それまで1人で待っていられますか?」 そう言って私の顔を覗き込む。 一瞬寂しく思ったが、また来ると言ってくれたから、ゆっくり頷いた。 「そんな顔しないで下さい…。」 困ったように笑った。私はどんな顔をしていたのだろう? 「…大丈夫です。」 そう言って笑うと、そっと頭を撫でてくれた。
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