34人が本棚に入れています
本棚に追加
「…椹木さん。はい、あ~ん。」
お粥をフーフーして、椹木さんに差し出す。
「…っ!?何ですか!?」
びっくりした顔は、真っ赤に染まっていった。
「あ~ん…」
と食べるよう促す。
…パクッ
観念したように食べてくれた。
ニコッと笑って私もお粥を食べる。
真っ赤に染まった顔で私を見て、俯いた。
そんな彼を見ながら、お粥を少し食べて薬を飲んだ。
「じゃあ、もう部屋に戻って休みましょう。」
そう言って部屋へと連れて行かれた。
もう少し起きていたかったのに…。
最初のコメントを投稿しよう!