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「分かりました。いつまでも待っています。」
そっと離れて見つめ合う。
「では、行ってきます。社長に連絡して休むと伝えるのですよ。」
そう言って出て行く彼を見送った。
遠くで扉が閉まり、鍵が掛かる音が聞こえた。
しばらくして社長に電話をかけた。
プルルル…プルルル…ガチャッ
「美波ちゃん!大丈夫かい?」
「はい。社長…今日お休みいただけますか?…はい、熱は少し下がりましたが、まだ38度あってダルいです。…はい、ありがとうございます。では、失礼します」
休みの許可をもらい、また横になった。
熱は38度…少し下がったがダルい。
あ、お粥食べて薬飲まなきゃ…。
ゆっくり体を起こし、台所へ向かう。
少し食べて薬飲んだ。水を持って部屋へ戻る。
彼の言葉を思い出し、どうしたらいいか考えていた。
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