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社長が以前言った言葉を思い出す。
私は彼の側にいるだけで、幸せを感じた。安心した。そして…愛してると言ってくれた。
私は…心から愛せるだろうか?…愛されることが怖い。でも…愛されたい。
ねぇ…椹木さん。私のすべてを受け止めてくれますか?
聞かないと分からないね…。
考えながら、ゆっくりと夢の中へ落ちていった。
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「…ん。」
目が覚めると彼の寝顔があった。
疲れたのだろうか…そっと彼の髪を掻き分けた。
「ん…、美波さん?」
いつもより少し低い声…。
目が合うと柔らかく笑った。
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