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誰かに見られている気がして振り返ると
「美波ちゃん?どうしたんだい?」
と社長に言われた。
「…いえ。何だか誰かに見られている気がして…。」
そう答えて前に視線を移した。
「そりゃあこんなに綺麗な美波ちゃんがいたら、誰でも見てしまうよ(笑)」
と言う社長にビックリして視線を移すと、笑われてしまった。からかわれたのだと気づき、社長を少し睨んだ。
「そんな顔したら、綺麗な美波ちゃんが台無しだよ(笑)」
…またからかわれてしまった。
社長と食事を取りながら、仕事の話をする。これからのことや今の会社の状態をいろいろ話してくれた。
昔からの付き合いのせいか、いつも社長は私にいろいろな話をしてくれる。
社長は私の憧れの人…。だから、社長の役に立ちたい。社長の笑顔をいつも見ていたい。いつか認められたい…そう思いながら、話をしていた。
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