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熱も下がり、いつもの毎日がまた始まった。
椹木さんとは、連絡を取り合い、二週に一回は食事に行くようになっていた。
逢えば逢うほど、彼を好きになっている…。
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「美波ちゃん。最近楽しそうだね(笑)。良いことあったのかい?」
「社長…。…椹木さんが好きと言ってくれて、最近はたまにお食事してるんです(笑)。」
自然と頬が緩み、社長も嬉しそうに笑ってくれた。
「でも…まだ好きと伝えられなくて…」
そう言って顔を伏せると、そっと頭を撫でてくれた。
「ゆっくりでいいんだよ。言えるときに言いなさい。彼は待っててくれてるんだろう?」
「…はい。ありがとうございます。」
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