再会

4/12
前へ
/125ページ
次へ
「…ん。…ここは…。」 目が覚めると、私は家の中にいた。 ―ガチャッ 「あ、美波さん…。目が覚めたみたいだね。」 「…椹木さん。」 「急に倒れるからびっくりしたよ。」 そっとおでこに手を当て、熱がないか確認して微笑んだ。 「私…。」 あぁ…。あの人を見かけて…椹木さんに電話したんだ。 「椹木さん…ごめんなさい。」 「謝らないで…。何があったか分からないけど、ゆっくり休んで…。」 「…椹木さんに聞いて欲しいことがあります。あとで…聞いてくれますか?」 「はい…。とにかく、今は休んで…。」 頷くと笑ってくれた。 目を閉じると、ゆっくり夢の中へ落ちていった…。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加