再会

9/12
前へ
/125ページ
次へ
「うん!!美味しい!!」 満面の笑みでオムライスを頬張る彼は、何だか子どもみたいで可笑しかった。 「それは良かったです(笑)。」 2人で食べるご飯はやっぱりいつもより美味しく感じる。 いつも1人だからなぁ…。椹木さんと結婚出来たら、いつもこうして美味しそうに食べてくれるのかなぁ? 幸せだろうなぁ…。 ―ピンポーン 「誰だろ?ちょっと行ってきますね。」 ―ガチャッ 「どちら様で…何で…?嫌!!来ないで!!」―バタンッ 何であの人が…?何で私の部屋知ってるの? 「おい!!美波!!開けろ!! せっかく会いに来たのに…お前は俺としか幸せになれないんだよ!!そうだろ!?開けろよ!!」 「ヤダ!!早く帰って!!もうあなたと付き合うつもりなんてない!!」 「美波さん?どうし「椹木さん!!あの人が…」えっ!?あの人…昨日の!?」 頷くと部屋へ行くように促され、それに従った。 どうしたらいいのか分からなくて、怖くて震える体を抱きしめながら、ソファーに座った。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加