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「うん!!美味しい!!」
満面の笑みでオムライスを頬張る彼は、何だか子どもみたいで可笑しかった。
「それは良かったです(笑)。」
2人で食べるご飯はやっぱりいつもより美味しく感じる。
いつも1人だからなぁ…。椹木さんと結婚出来たら、いつもこうして美味しそうに食べてくれるのかなぁ?
幸せだろうなぁ…。
―ピンポーン
「誰だろ?ちょっと行ってきますね。」
―ガチャッ
「どちら様で…何で…?嫌!!来ないで!!」―バタンッ
何であの人が…?何で私の部屋知ってるの?
「おい!!美波!!開けろ!!
せっかく会いに来たのに…お前は俺としか幸せになれないんだよ!!そうだろ!?開けろよ!!」
「ヤダ!!早く帰って!!もうあなたと付き合うつもりなんてない!!」
「美波さん?どうし「椹木さん!!あの人が…」えっ!?あの人…昨日の!?」
頷くと部屋へ行くように促され、それに従った。
どうしたらいいのか分からなくて、怖くて震える体を抱きしめながら、ソファーに座った。
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